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アメトーーク!「マンガ大好き芸人2025年」徹底解説!芸人たちの推しマンガとは?(2025.2.27放送)

『アメトーーク!マンガ大好き芸人 2025』解説

放送日: 2025年2月27日
『アメトーーク!マンガ大好き芸人 2025』は、漫画好きの芸人たちが最新の注目作や個人的にハマっている作品を紹介する人気企画です。それぞれの芸人が独自の視点でおすすめの漫画を熱く語り、ジャンルもファンタジーや青春、スポーツ、ラブコメなど幅広く取り上げられました。

麒麟・川島さんやハライチ・岩井さん、バカリズムさんをはじめとする出演者が、作品のあらすじや魅力を詳しく解説し、視聴者に新たな漫画との出会いをおすすめします。作品に対する熱いプレゼンが見どころで、芸人ならではのユーモアを交えた解説が楽しめる内容となっています。

毎年放送後に紹介作品が話題になることが多く、今回も多くの漫画ファンの注目を集めました。

出演者

ケンドーコバヤシ・ハライチ岩井・マヂカルラブリー野田・バカリズム・麒麟・川島・紅しょうが熊元プロレス/千鳥ノブ

画像からAmazonのページに飛べます。内容を知りたい方はどうぞ。

 

麒麟・川島さんのおすすめ

  • ガス灯野良犬探偵団
    路地裏で暮らす靴磨きの少年リューイが、家族同然のお姉さんを殺人事件で失い、事件を探る最中にシャーロック・ホームズと出会う物語。
  • ねずみの初恋 
    殺し屋の少女と普通の少年の壮絶な恋物語。ヤングマガジン史上最速のヒット作です。
  • ババンババンバンバンパイア 
    450歳の吸血鬼・森蘭丸が下町の銭湯で住み込みバイトをするコメディ作品。
  • 二階堂地獄ゴルフ(福本伸行) 
    『カイジ』『アカギ』の福本伸行による新作。10年連続プロテスト不合格の二階堂進(35歳)が、時間を戻す不思議な力を得てゴルフ道を進む物語。 ​
  • バーサス
     13の異世界、47体の魔王、47人の勇者が登場する壮大なファンタジー作品。
  • じゃあ、あんたが作ってみろよ(谷口菜津子)
    社会人カップルの関係性を描いた漫画。同棲6年目の勝男と鮎美が、価値観の違いや料理を通じてパートナーシップを見直していく。男女の役割分担や成長がリアルに描かれ、多くの読者の共感を呼んでいます。

イチオシ!

『廻天のアルバス』(牧彰久)

麒麟・川島さんのイチオシ作品は、『廻天のアルバス』(牧彰久)です。

この作品は、魔王を倒したものの間に合わなかった勇者アルバスが、全てを知るタイムループ能力を駆使して、超高速で世界を救う物語。特に1巻のラストで物語の意味が大きく裏返る展開が特徴的で、川島さんはこれを絶賛していました。

 

ハライチ・岩井さんのおすすめ

  • 君と宇宙を歩くために
    ヤンキー風の小林と転校生・宇野が、天文部での活動を通じて成長していく青春物語。宇宙への興味を共有しながら、自分自身や他者と向き合う姿が描かれる。

  • ありす、宇宙までも
    両親を亡くした少女・ありすが、天才少年・犬星と出会い、日本初の女性宇宙飛行士船長を目指す物語。言語の壁を乗り越え、夢に向かって成長していく。

  • あなただけの雌になる
    『COMIC快楽天』で異彩を放つ、いだ天ふにすけ待望の初単行本!一見普通の女のコたちが抱える、逆らえないドロドロの被支配欲。抜け出せなくなること間違いなし。

イチオシ!

『午後の光線』(南寝)

岩井さんのイチオシ作品は『午後の光線』。「これを読むためにマンガを読んでいたのかも」というほどの絶賛ぶりでした。

家庭に問題を抱える淀井と、トラウマにより「グロテスクなものに性的興奮を覚える」村瀬。異質な二人の関係が、思春期特有の不安定さの中で変化していく。友情とも愛情ともつかない関係の行方が、繊細かつ文学的に描かれている。

岩井さんは「何回も展開していって最後はめちゃくちゃ泣ける」とコメント。心理描写の深い作品が好きな人に特におすすめの一冊。

バカリズムさんのおすすめ

TUYOSHIは強いコンビニ店員の話。「ファミレス行こ」は「カラオケ行こ」の続編。ゼットン先生、サブロクサンタ、グリコはWORSTの外伝。バカリズムさんは本編と外伝がつながる瞬間が好きとコメント

イチオシ!

バカリズムさんのイチオシ作品は『ベー革』。超合理的な指導方針を持つ高校野球部を舞台にした異色の野球漫画

「甲子園」を目指す入来ジローが入学した高校の野球部は、データと合理性を重視した科学的トレーニングが導入されていた。「平日の練習は一日50分」「月曜日は休み」という「根性論」とは正反対のトレーニング。「本当にこれで勝てるのか?」と疑問を抱きながらも野球に挑んでいく。

野球漫画の常識を覆す作品。

マヂカルラブリー・野田クリスタルさんのおすすめ

「まどわせないで矢守くん」はちょっとレベルが高い作品。「その着せ替え人形は恋をする」はアニメ化もしています。「花のチハル」刃牙の外伝。喧嘩稼業は連載再開を待ってます!と熱いエール。

イチオシ!

『きみは四葉のクローバー』(こうし)

野田クリスタルさんのイチオシ作品『きみは四葉のクローバー』。思ったものとは違う作品。謎が多くけっこう怖い。「君は四葉のクローバー」とは一体なんのことなのか。野田さんは「一環読んだら絶対に二巻も読みたくなる」とコメント。

かつて人気者だった宇一の生活が一変し、初恋の相手・よつはと交わした「獣医になる」という約束を支えに生きる主人公。よつばが抱える真実と本当の目的とは――。ラブサスペンス&ミステリー作品

紅しょうが・熊元プロレスさんのおすすめ

「星屑の王子様」はクズなホストの物語。作者の実体験も入っているはず。かろりのつやごとはぽっちゃり女子のあるあるマンガ

イチオシ!

『ホタルの嫁入り』(橘オレコ)

紅しょうが・熊元プロレスさんののイチオシ作品は『ホタルの嫁入り』(橘オレコ) 愛が重い殺し屋と華族令嬢の命がけ結婚物語。時は明治、余命わずかと言われている伯爵令嬢・紗都子が、謎の殺し屋に命を狙われた際に「私と結婚してください」と提案することから始まるラブサスペンス。

ケンドーコバヤシさんのおすすめ

イチオシ!

『二階堂地獄ゴルフ』(福本伸行)

ケンドーコバヤシさんののイチオシ作品は『二階堂地獄ゴルフ』(福本伸行)。 カイジの福本さんが書いている。筆が乗りすぎて楽しくなってぜんぜんカイジに帰ってこない状態。それぐらい面白い話と絶賛。

時間を戻す力を得たゴルフプレーヤー・二階堂の物語。福本伸行の新作として注目されています。

感想

今回も非常に魅力的な漫画が紹介されており、気になる作品ばかりでした。特に印象的だったのは、岩井さんが最近BL作品や快楽天を読んでいると明かしたうえで、意外にも青春文学的な『午後の光線』を紹介していた点です。そのギャップが面白く、作品自体の雰囲気も他のラインナップと比べて異彩を放っていました。

また、全体を通して「まどわせないで矢守くん」や「その着せ替え人形は恋をする」など、ギャル系や女装モノの作品が流行している印象を受けました。近年の漫画のトレンドが反映されているようです。個人的には、『住みにごり』のような日常ホラー作品が好きなので、今回紹介された『きみは四葉のクローバー』に興味を持ちました。

番組の最後には、ノブさんと蛍原さんが「どれを読むか」を選ぶ場面があり、お二人とも『午後の光線』を選んでいたのが印象的でした。それだけ作品の持つテーマ性やストーリーが響いたのかもしれません。皆さんもぜひ気になる作品がありましたら、手に取ってみてはいかがでしょうか。


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